ゆずぽん酢

好きなものを、マイペースに追いかけたい。

四部作完結おめでとう、これからも好き!!

私が今回のツアーに参戦したのは5月24日-25日の福井公演。

はじめてのソロ参戦で内心ドキドキの1日目と、以前年越しアンコに一緒させてもらったフォロワーさんとまた連番してもらった2日目。

私事ながら、ディスタは就活の時期だったのでそもそも申込みすらせず、参戦しなかった。

なので、彼らのライブ自体が2年以上ぶりだった(という計算で合ってるはず)ので、結構気持ちとしては大分低めのモチベで福井に向かった。何なら、もしかすると今回で彼らのライブ最後かも、くらいの気持ちで。

やっぱり3人の彼らが不安だったのかも知れないし、離れていた期間が長いのでもうついて行けないんじゃないかと自分と他のファンの方々との温度差に罪悪感を抱いていたのかも知れない。

 

 

暗い入りで始めてしまった久々のブログですが、先に結論を言います。

絶対またにゅすのライブ行くから!! まだまだついて行くから!!!

にゅす最高!!!! 大好き!!!!!! ってなりました。

やっぱ生のアイドルすごいわ。今までの不安なんだったの。要らねえこと考えてたな~って一瞬でなってしまう勢いがありました。

 

 

1日目はソロ参戦で、今回は感染対策でグループごとに1席以上空けて席が用意されていたので、私の両隣は空席で寂しいような、暴れまくれて気を遣わなくて楽だったような席で(いや暴れんけど)、マスクもしてスマイルアップシールドも着用しているから結構完全防備感がありました。声も出せないし、ゆったりした席で案外ソロ参戦には気が楽な環境で、完全に油断した。

開始1分前くらいになって、会場のあちこちから手拍子が起こって、照明が落とされて……あ、これ彼らの登場だな、って思った瞬間、何故か号泣した

まじなんでさっきまであんなに落ち着いていたのに、久々の参戦で楽しめるか不安だったのに、登場前で号泣するって何? 情緒不安定が過ぎるんですけど。しかもマスクとスマイルアップシールドで顔面が防備されているので涙とか拭けないのとんでもなく邪魔で笑ってしまうやん。

我ながら感情が謎なんですが、泣きながら、あ、この感じ初めてにゅすのライブ参戦したときと同じだって思い出しました。ネバラン広島公演が初めてのにゅすくんの現場だったんですけど、あのときもネバランの前奏を聞いた瞬間くらいに涙腺崩壊したなあ。登場した彼らが涙で滲むという経験をまたしてしまって、成長してなさが情けないのと同時に、まだまだ好きなんじゃん、って気持ちを再確認できました。

一度「まだまだ好き」って認識したら、あとはひたすら楽しかった。

あ、ちょっと嘘かも。楽しかったけど、「彼」の存在が感じられて、嬉しいような、寂しいような複雑な気持ちもあった。

 

まず、3人でもガンガン歌って、高音でも低音でも3人でちゃんと歌ってて、安心した。安心したし、自担が結構彼のパートを割り振られていることに驚いた。自担はハスキーな声だし、彼とは声質が真逆なイメージすらあったので、自担がガンガン彼のパートも自分のパートも歌ってて、しかも結構普通に違和感なくて。あれ、自担こんなに歌える人だっけ? って思いました。ごめんなさい。馬鹿にしてたつもりじゃなかったんだけど、めちゃくちゃ低く見ていたんだなと気付きました。

で、例の曲「クローバー」で再びめっちゃ泣かされる。彼の描いた詩は彼しか歌えないのか、歌わずにいる様子が、ちゃんと彼の居場所を守るようで、彼のパートのサビは3人で歌うところが、これからは3人で彼の穴を補っていく所信表明にも見えて、ちゃんと3人で前に進むよって伝えてくれているようで。彼ら3人がいつまでも前に進めないのは悔しいから、前に進むというその姿勢はすごく嬉しい反面、もう4人になることがないって事実を再度突きつけられているようで、なんだか寂しい。仕方ないんだけどなあ。寂しいのは寂しいんだよな。

彼が歌うはずだったパートの部分では、自然と手拍子が起こってて、それもまた泣けるじゃんね。うん、ファンで補える部分は補うよって。こういうのも本当素敵なんだよな。

 

物語仕立ての映像パートで、最初彼を含めた4人いるところから始まって、物語終盤で彼が一人で3人のもとを去るとちゃんと明記しているのも、ちゃんと四部作を”STORY”として昇華させてしまうのも潔くて。ちゃんと伏線を上手に昇華させるにゅすくんたちがたくましくて、そんなところも好き。

 

声出せなくても、こんなに一体になれるライブができるにゅすってすごいし、声出せなくてもファンに歌わせる演出を入れてくるにゅすくんも相変わらずで、その絆が嬉しかった。コロナなんて関係ない、そんなもの乗り越えて繋がそうぜ! って強気な姿勢めっちゃつよつよで最高です。その信頼裏切れないなって気持ちにされられる我々もつよい。

 

 

2日目は流石にあまり泣かずに済んで、でも人と参戦するライブはまた違う楽しさがあって、にゅすくんも好きだけど、にゅすくんのおかげで出来た人間関係も大切だなって思いました。

本当ににゅすくんのおかげでここに私の居場所があるんだよ~! ありがとう~!!

 

しかし、自担のソロ曲、またなんかアクロバティックな演出してて、心臓に悪いんですけど。初めてのライブ参戦のときもそうだったな。なんかネバランとデジャヴ感じること多くない?? あやめもクレーンのぼってたよね、今回は両手広げて背中から落ちる!! 怪我しないようちゃんとしてるんだろうけど。声出しちゃ駄目なのに「ヒッ」って声出てしまった。頼むから先に言っといてくれ!?(※無理)

 

 

 

まあ、そんな感じで2日間楽しめたし、もう十分かなと思っていたのです。

オーラス名古屋公演配信するけど、別に良いかな、きっと円盤になるでしょ? くらいの気持ちでいたんです。

でも、運営からサプライズ企画のメールが来たことで、その気持ちが揺らぐ。

サプライズ企画ってこんな風に依頼が来るんですね。初めて見た。

「NEW STORY」のサビを歌う動画と、メッセージ(静止画・音声)を送ってくださいって依頼。動画と静止画と音声を提供して、それがどんな風に使われるか気になったし、サプライズに対するにゅすくんたちに反応がすごくすごく気になった。これは配信見るしかないな。配信見るなら企画に参加しないとな。って流れで、人生初めて企画に参加しました。

と言っても、結構応募期間が短くて、動画と静止画しか送れませんでしたが。

福井公演の感謝をにゅすくんたちに伝えたかったから、この機会に素材の一部として感謝を伝えられたら。そう思って。

 

 

ライブの配信を見るのも今回が初めてで、オーラス公演に参戦(配信だけど)するのも初めてで、円盤でオーラス公演を見るのとはまた違うライブ感があった。

既に2回見ている内容だけど、会場が違ってカメラが色々な角度で映してくれるので、また違う楽しみ方ができました。

家だから、と余裕こきすぎて、始まる前にトイレ行くの忘れたのは痛恨だった。曲間の映像のときにササッと行ったけど、ライブ前は必ずトイレに行くようにしようと勉強になりました(何の話)。

散々書いたとおり、今回はライブ中声出せなかったけど、配信ならガンガンC&Rできるし何なら心の声もダダ漏れにしても周りに迷惑かけないのでこれはこれでアリかも……近所迷惑にならない範囲で!

ちょっとWi-Fiが不安だったけど、そこまで止まったり映像乱れたりしなかったし。ネバランのサビの前で止まって、そのまま1サビ丸々停止したのは根に持ち続けるけどな!!!

 

 

そんなことはどうでも良いんです。

サプライズ最高でしたね!!??

いや、スタッフさん優秀過ぎません?

今回のツアー、一貫して声が出せないという今までのライブの運営上大きな”マイナス”があったわけですが、それが逆にサプライズ企画がより映えるという”プラス”に変わるの天才では? 最後の曲…ってにゅすくんが歌おうとした瞬間にファンの合唱が入るタイミングバチクソアツい。動画素材いくつ集まったんだろう。あんな風に合唱させられる技術あるんだなあ、と感心する間もなく、音声素材のにゅすへのメッセージがめちゃめちゃ泣ける……(ノД`)・゜・。

 

サプライズを見て、タオルに顔をうずめるまっすー、両手で顔を覆って泣く慶ちゃん、目を大きくして眉間に皺を寄せて周りをキョロキョロして、スクリーンをじっとみるシゲちゃん……。三者三様ながら、いや自担!!!! まあこういうところでは最後まで我慢するタイプなんだけれども!!!!

2人が泣いてしまって駄目だから20分くらい話で繋いどいてと投げられる自担、苦笑いしながらも、ちゃんとマイクを握って、場を繋いでいて、もちろんそういう役割だって必要だけど、ずっと気を張ったままなのかなと少し寂しく思ったり。

でも、いざ最後の曲になったら、ちゃんと声出して曲をリードしつつも、伏し目がちでボロボロ涙を零していて、役割はしっかり果たしつつも少し泣いてくれて、そういう顔も見せてくれて嬉しかったです。

かくいう私も大号泣なんだけども。

本当にメンバーとファン、スタッフさんが相思相愛なグループで、こんなに幸せで良いのかな、ってくらい。

 

 それまで何となく1人減った、とか演出として「物語の一部」として彼が戻らないことになった、とか言っていたけど、それこそ演出として、ネタとして、その話題に触れることはあっても、ちゃんと面と向かって3人になったこと、3人がグループを守ってくれたことに触れたような気がして、最後の最後でその話題にちゃんと触れてくれるような編集をしてくれたスタッフさんに本当に感謝。

いや、ライブの最後の挨拶で言ってくれていたね。面と向かって言ってくれたけど、でも、双方向にその話題について意思疎通できた気がしました。

3人になっても、グループを残そうと誓ってくれてありがとう。きっと、沢山のファンがそう思ってるよ。だから、どうか3人は申し訳ないなんて思わないで、堂々と3人で立っていて欲しい。3人のあなた方にずっとついて行くので。

今回タオル曲ないしな~と、タオルを手元に用意しなかったので、袖がぐっしょぐしょになりましたとさ。明日が在宅勤務で良かった~~絶対目腫れてる(笑)

 

自担には、STORY来て良かったって思ってたこと、まだまだにゅすくん伸びしろあるなって感じてたこと、3人のにゅすも最高だってこと、全部全部バレてた。すごいなあ、やっぱり自担には敵わないなあ。

自担、自分ひとりのことは比較的自己評価低めな印象なんですけど、グループのことになるとめちゃめちゃ強気というか、俺らすごいっしょ!!!! って堂々と言えちゃうのめちゃくちゃ最高じゃないですか? まっすーのことも慶ちゃんのことも信頼しているからこそなんだろうけど、グループにいる自分のこともちゃんと自信持てているのかな。自分には何もない、グループに貢献したい、と小説を書き始めた自担が、今や胸を張って3人の俺ら最高っしょ!? って言ってるのすごい成長で、そんなあなたが誇りだと感じたオーラス配信でした。

最高だったよ!! MCで早速フライングで情報解禁してたけど(3人揃って怒られたのかしら)、これからの3人のにゅすも間違いなく最高だから、まだまだまだまだついて行きます!!!

 

勢いだけでここまで書いたので内容のまとまりがないですが、要するに3人のにゅす最高! ってことが言いたかったので、それさえ伝われば良いかな!

散文で失礼しました!

頼むから「大切なお知らせ」ってメールはやめてほしいって話

だらだら過ごしてきた学生生活から一転、週5日九時五時(正確には9時前から5時半)で働き、ようやくの金曜日。めちゃめちゃ油断しまくってた。

帰宅してメイクを落として、スマホを見たらファンクラブからメールが入っていたので、お、メンバー主演のドラマが放送再開するのかな、くらいにしか思わないで開いたら、

「ファンの皆さまへ大切なお知らせ」

と、実に見慣れない、不穏な文字が並んでいた。

 

何となく察したし、同時に少し期待した。

どっちに転がるか分からない「お知らせ」。

でも、例の件についてだってことは分かった。

公式のその後の発表を待っていたのも事実だった。

 

「大切なお知らせ」の内容はメール本文にはなく、FCサイトからログインして動画で見るようになっていた。

恐る恐る動画を再生した瞬間、事態は一番嫌な方向に転んでいたと分かった。

 

3人だけが距離をおいて立ち、カメラは3人のほぼ全身が映る位置で定点撮影で。

こんな時にソーシャルディスタンスかよっていうのが最初に感じたことだった。

彼らの表情が見えにくいのに、つらそうな顔をしているのは分かった。特に、「相方」だった彼は泣きそうだった。泣いていたのかも知れないけど、一度しか見られなかったのでそこまでは分からなかった。

グループは守るけど、今までの形は守れなくてごめん

「大切なお知らせ」はそれだった。

 

 

 

 

 

 

謝るのは彼らじゃないし、だからと言って別に彼に謝ってほしいわけでもない。

でも、どうしてそうなってしまったのか、彼らじゃなくて彼から聞きたいと思った。もう少し説明してくれても良いでしょ? って少なからず感じていた。

そもそも、報道の一部は事実と異なるけど、概ね認めるとか公式発表しておいて、それでしばらく音沙汰なしって何やねんって少し前から思っていた。説明責任は彼になるのか事務所にあるのかは定かではないけど、まあ事務所が公式発表したなら責任もそこなのかな、今となってはそんなことどうだって良いけど。その間も無責任に週刊誌やワイドショーで取り沙汰されて、それらをやり過ごして公式からの発表を待っていたファンの気持ち知ってる? 勝手に、好きでファンになったんだからそれくらい我慢しろってことかな。

 

とにかく、結局「大切なお知らせ」に至った原因は3人じゃないのに、むしろ守ろうとしてくれたのに、どうして彼らがあんな顔しないといけないんだろう。

彼は結局中止になってしまったけど、ツアーに向けて努力を重ねてくれていたんじゃなかったのか。早く事態が収まってファンに会えるように自粛生活頑張ってるって言ってくれていたんじゃなかったっけ。4部作の最後を完成させないまま、脱退しちゃうことに未練とかないの?

考えれば考えるほど、なんで、どうして、が溢れてくる。

 

確かに、彼にはいろいろ性に合っていないんだろうな、と感じることは何度かあった。公式がアクションをとらないものについては、私も気にしないというスタンスを取っている私ですら何度か感じていたのだから、実際にはもっと多かった可能性は高い。それでも、結成当初からメンバーの数が半分以下になってもグループに残って、グループのために活動をしてくれているのは、それだけその仕事に、グループに思い入れがあるからだと思ってきた。

だから今回も乗り越えてくれるのかと期待してしまっていたのに。

勝手にそう思って勝手に期待した私が悪いのは、そうなんだけど。

それでも、なんでって納得できない自分が実に自分勝手でほとほと嫌になる。

 

 

 

 

社会人として、週5日働いていて思うことがある。

1週間、7日あるうち5日も仕事しているのに、たった2日で5日間の疲れを回復させてストレスも発散させるなんて不可能じゃない? 九時五時で仕事して、通勤で片道1時間ほど消費して、それだけで一日終わるよなあ、何のために生きてるんだろ。仕事にやりがいをまだ感じられていないのだけれど、やりがいがあったとしても仕事するためだけに生きるんだったらそんな人生、生きてる意味あるのかな。

特に、この新型ウイルスによって安易に外出したり人と会ったりすることが躊躇われる事態となっては、会社からも休日は不要な外出をするなと言われ、そのくせ人の多い通勤電車に毎日乗って会社に来いと言われる。プライベートは制限するくせに、仕事は今まで通りやるのかよってしんどく感じる日も多かった。

 

アイドルだって、外からどれだけキラキラ見えたって、仕事であることには変わりない。むしろ、キラキラしてる分、影だって濃いのかも知れない。

 

 

もともとプライベートでも気を遣わないといけない職業だ。やりたいけど事務所などから制限されていることもあっただろう。

加えて、大好きなライブも軒並み延期、かと思えば中止。世間も自粛自粛で鬱々としていて、じっとしていられない性格の彼ならそれだけでもかなりのストレスだっただろうことは想像に難くない。

 自分のやりたいことはすべて仕事によって制限されて、仕事も思うようにさせてくれない。なんでこんな仕事してるんだろう、と思ってしまったのかな。だとしたら、仕方ないとかそれくらいで何言ってるんだとかそんな判断は私にはできないけど、ただただ、悲しい。

 

グループも事務所もやめて、それで彼のやりたいことができるのなら、それはひとつの選択肢としてありなのかも知れない。

 

でも、これまで一緒に活動してきた3人があんな顔をすることを彼はどこまで考えたのだろう。

例の「お知らせ」とほぼ同時に公表された、どうやら彼本人のものらしいSNSのアカウントを見たところ、つらそうな顔をしていた3人とは全く違うテンションでいるように見えて、私が悲しいと別に、もやもやしているのはきっとそれが原因なんだろう。

 

 

私が彼らを好きになったとき、既にグループは4人だった。4人が一番いいとかそんなことは決して言わないが、純粋に4人の彼らが好きだ。

それぞれ雰囲気が違うのに、4人でステージに立つ姿は不思議とまとまって見えたし、それぞれが違うキャラクターでトークも面白い。一生この4人について行こうと思っていたし、ずっと4人でいてくれるものだと信じて疑いもしなかった。

 

ずっと好きでいるつもりだったけど、形が変わってしまう彼らをこれからも今までのように応援できる自信は正直、まだない。せめて脱退までもう少し時間が欲しかった。メンバーとしての彼をもっと見ていたかった。彼のいない3人のグループ活動なんて怖くて、チャリティプロジェクトも見られていない。多分このまま見れないだろう。

多分通販してくれているグッズも買えないだろうな。クローバーのネックレスとか、欲しいと思っていたのだけれども。こうなってしまった以上、四つ葉を見るたびに彼がいなくなってしまったことを思い出してしまう気がしてならない。

しばらくは理解力の低いファンでいさせてください。

 

 

 

 

 

どうか、彼らがそれぞれ納得した形でこれからの道を歩んでくれますように。

いつか、私も納得して彼らを応援できるようになりますように。

私のヒーローは今もこれからも電王

仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』(以下『平ジェネ』)を観てきました。

 

仮面ライダー電王ガチファンなので、これは4イマジンの声優陣も出演するし、デンライナーのオーナーの俳優さんも出演するし、観に行かない訳にはいかねえ!!!! と思い、12月24日のクリスマスイブに人生初の一人映画館をキメてきました

結論から言うと、最高というひとことで集約されるのですが、色々語りたくなるのがクソオタクのSAGAな訳で、つらつらと感動を文字に残しておこうと思います。

要約しておくと、東映さんありがとう、電王愛を感じたよって感じでしょうか。

まあ、いつもなら感想とか考察まがいのものなんかを小分けにしてTwitterで呟いて満足するのですが、ちょっとネタバレもしたいな~と思ったので、ブログに上げることにします。はい、なので超ネタバレします。

いや、何がネタバレで、どこまでならぶっちゃけて良いのかよく分かっていないというだけなのですが、これから平ジェネ観に行くんだけど、とかネタバレ踏みたくないんだけど、とか思われる方は今すぐお戻り下さい。はい、忠告しましたからね。あとは自己責任でお願いしまーす<(_ _)>

 

 まあ、あれですね。平ジェネ良かったんだけど、本当に全体的に良かったし、脚本というか、話の収束の仕方的に小林靖子さんっぽいなーと思ったら脚本監修が小林さんだったし、何より平成ライダーが20人も出演してる中で電王を結構大きく取り扱って貰えていたし、大感謝しかないんだけど、不満がある訳では断じてないとお断りを入れた上で言わせていただくと、ジオウとビルドを知らない私にはストーリーの7割くらい「えーと、君は誰だったかな」「んーと、変身して戦ってるけど君はジオウの人だったかビルドの人だったか、どっちだったかな」「はて、このライダーの変身前はどの人だったかな」の連続でした。うん、せめてジオウくらいは勉強していけよ、ってところですよね、本当に。自分でも上演開始3分で全力で後悔しました。とはいえ、結果としては事前に色々調べないで行って正解だったかも知れないな〜とも思ったり。これについては後述するので、一旦置いておきましょう。取り敢えずビルドの人のお顔が好みです(クソ)。

私は電王をテレビ放送当時観ていて、その流れでキバ、ディケイドと3作品はテレビ版の1話から最終話まで観ていて、ディケイドの終わり方に萎えて、仮面ライダーを観るのを辞めました。で、色々縁あって(?)Huluに入会したときに電王が見放題なことに気が付いて、テレビ版の放送が終わってから実に10年以上の歳月が経ってから再び電王を見返して、電王沼にドボン。我ながら激ちょろでウケるんですが、クソオタク気質なので仕方ない。んで、電王が放送が終了した後も毎年のように映画を作ったり、アニメ化までして、ウェブラジオ、イマジンがガワで歌って踊る全国ツアーまでしていると知り、沼の底がどんどん深く深く…。気が付けば電王作品(テレビ版、劇場版)を5回見返すという奇行に走っていて、やべえなって思っている矢先に平ジェネに4イマジンの声優陣が出演決定の知らせを聞き、またイマジンのわちゃわちゃが見られる~!! と熱の冷めやらぬうちに一人映画館をキメていた、というのが一連の顛末でしょうか。

あ、電王鑑賞会3周目くらいのときに、HuluからAmazonビデオに乗り換えて、Amazonビデオでは有料だったけどHuluにはなかった、トークイベントなんかも見られて、誘惑に負けて一本だけ課金してしまった訳です。『Uの悲劇』と、イマジンミュージックライブが入ってるやつ。2,000円したけど、ウラちゃんを激推ししてる私にとって、それだけの価値は十二分にありましたね。で、その中に三部作のトリロジー公開前のトークイベントも収録されていて、Episode Yellow主役のディエンドもいて、「あー、これはディエンドもちゃんと観なきゃだな」と思い、ディケイドも一周だけテレビ版を見直しました。見れば見るほど、ディエンドって私の性癖に刺さってしかなくてまた別の沼にも足を入れた感がありましたが、それはまた機会があれば話しましょう。きっかけは何であれ、ディケイドを平ジェネの前に見ていたので、平ジェネ見ながら「お、ファイズだ」とか「響鬼だ」とか「カブトのクロックアップだ」とか思えたのは結構な収穫だったな~と思います。ありがとうディケイド。見返しても最終話は腑に落ちないけどな!() …いや、続編があるのは知ってるんですが、Amazonビデオで無料公開されてないのがなあ…というので未だに見れず。まあこの話も置いておこう。そう言えば、平ジェネでディケイドの士の声が本当に超低くなってて映画館で驚きました。Twitterでも話題になっていたので、井上さんの声が低くなったとか、ディケイドの放送当時はまだ声変わりしていなかったとかの噂は知ってはいたんですけども。わざわざ平ジェネのために撮り直したってことですよね。本当そういうところ大好きやで()

 

さて、そんな訳で、電王にずぶずぶな私が映画を観に行った訳ですが、勿論、先述した通り目当ては電王組でした。ジオウの世界で「アナザーライダー」なる、歴代ライダーのニセモノが出てくることは知っていたけど、それが敵なのか味方なのかすら調べない不勉強な私なので、最初にアナザーデンライナー(と呼んでいいのかな?)が現れたときに、「え、早速電王組来た!?」ってぬか喜びしてしまったのは墓場まで持っていきたい恥ずかしいお話でした…。むしろ、ジオウのタイムマジーン? が最初に現れたときに敵か??! って思いました。サーセン。いや、デンライナーの汽笛が聞こえたら条件反射的に「電王キタ!!!」ってなるのは電王好きなら仕方ないと思うんです…うん…。一応言い訳しておきたいんですが、デンライナーの顔? あの赤いライト? みたいなやつがなんか長くてウサギの耳みたいに飛び出ているのに気が付いてからは、「あ、電王じゃないわ」って思ったから!! ちゃんとすぐに分かったから!!

で、まあ物語は進み、どんどん進み、あれ? 思っていたほど電王組出てこないのかな? ってか、めっちゃ最初から色んな人たちが変身して戦ってるけど、この髭生やしたオジサマライダーは何者やねん、って思っていたら、なんか一人は見覚えあるし、そうしたら物語の中に出てきた謎のライダーオタクの高校生が、たしか「ビルドのカズミだよね?」「いや、キバの音也だったらレアだなーと思って」とか言うし、あーーーーーー紅音也かーーーーーーー!!!!! って超納得しました。音也はディケイドにも出てたしね。ついでに、めっちゃメタるな~って思いました(笑)

でも、電王出ないな~、音也(じゃなくてカズミ)も割りとすぐやられちゃうじゃん~とか思ってたら、ついに来た。仮面ライダーオタクのアタルの部屋に所狭しと並ぶ歴代ライダーのグッズやソフビたち。予告で見たやつだけど、電王ソードフォームとモモタロスのソフビが他のよりも少し大きい。アタルが自分が昔から仮面ライダーが好きで、って話の回想シーンで、幼いアタルがテレビで仮面ライダーを観ているシーン。ああーーーー電王1話じゃん!!!! ヒーローショーも電王!!!! もう! 既にそれだけで泣きそうでした(クソ)

しかし、アタルの言う話がなかなか当たってたりする(うまいこと言ったつもりはない)。仮面ライダーなんて所詮虚構で、ライダーが現実世界の問題を解決してくれる訳じゃない。今でもライダーが好きなのは、現実の嫌なことを忘れさせてくれるから。だから、自分の前に現れたイマジンに、「仮面ライダーに会いたい」と願った。だから今起こっていることは僕の妄想なんだ――。

現実的過ぎるかも知れないけど、ある程度の歳になれば、誰もが思うこと。仮面ライダーなんて作りもの。実際には存在しない。それを仮面ライダーの映画の中で言ってしまうのはどうかという問題もあるし、メタとかいう次元を超えた話だけど、ちょっと心が痛かったり。5回も電王を見返している私だけど、回を重ねるごとに、声優さんやスーツアクターさんとかが気になったりしていたり。それってつまり、作りものだということをもはや無意識のうちに強く感じているという訳で。嫌な大人になってしまったんだな〜と思わされるワンシーンでした。

その後、色々あって、アタルが怪人? に襲われそうになり、もうこれ以上仮面ライダーに会いたいなんて言わないから助けて! と、アタルに憑いていたイマジンが契約を完了させ、アタルの記憶を辿って過去に飛びます。そして呆然としていたアタルのもとに、ジオウとウォズ? がやってきて、イマジンが過去に飛んだと気付き、ウォズがイマジンとは何か、どうすればイマジンがいつに飛んだのか分かるのかなどを説明。その時に、バッドイマジンが一瞬映るのです。そう! 電王1話に出てた、最初の敵イマジン!! めっちゃ電王1話が出てくる! 嬉しい!! さらに、イマジンがいつの時間に飛んだかを知るためにはチケットが必要な訳ですが、そのチケットもウォズが持っていて、アタルに翳し、イマジンが飛んだ時間を知るのですが、勿論そのチケットはデンライナーのあれ。しかもチケットに日付が入ったということは! デンライナーを動かせるということ!! ついにデンライナーが来るぞ!! と一人めっちゃ高まっていた私でしたが、まさかの時間の移動はタイムマジーン(笑)いや来んのかーい!!!Σヽ(´Д`) 一人でめちゃくちゃ期待しただけにすごく恥ずかしかったです(2回目)。

 

 さて、それからどういう展開で話が進んだか記憶が飛んでいるのですが、ただでさえストーリーの半分くらいしか理解できていないのに、例のシーンを見た瞬間に全部飛んでいきました。不可抗力です。うん、今からその話をしますね。これから平ジェネ観に行く人で、まだネタバレを踏まずにいる人は是非何も知らないまま映画館に行ってほしい。いいね? 何度も言うけど、これから重要なネタバレしますから、まだの人は読まないでね。

 

ということで、記憶違いでなければ、たしかアナザーダブルとアナザー電王に狙われる謎の少年・シンゴ(という名前だったと思う)がタイムジャッカーによって捕らわれてしまい、ジオウとビルドが助けに行くが、返り討ちにされてしまって、絶体絶命の状況に。そんなとき、時空の歪みのようなものが生じ、気が付けばアナザーライダーとジオウたちは別の空間に飛ばされる。飛ばされた先がどこか分からないのだけど、そこにいたのが、「俺、参上!」とカメラにお尻を向けて決めポーズをしかける電王ソードフォーム。きた! ついに電王組の登場でした。

そして勢いよく敵と闘う電王ソードフォーム。しかし、途中でキンちゃんが「モモの字、ちょっと俺に代わり」みたいなことを言い、アックスフォームにフォームチェンジ。ちょっと闘ったと思ったら、「僕がやる!」と当時と変わらぬ可愛いリュウちゃんの声がして、すぐさまガンフォームに。バンバンバーンと景気よく敵を撃ったら、「リュウタ、後ろに敵!」とウラちゃんの声がして、「ええっ、どこ?」とリュウちゃんが慌てる隙をついて、「ことばの裏には針千本」(千の偽り万の嘘、だったかも)と言いながら、ロッドフォームにフォームチェンジして、そのままウラちゃんの華麗なキックでアナザー電王を倒し、アナザー電王にさせられていたアタルが元に戻り、倒れていたアタルに差し伸べられる手。状況からして、変身を解いた電王の手なはずだけど、人間の手が差し伸べられていて、、、

そこでカメラが敢えて顔を映さないようにしていたので、「ああ、手を差し伸べているのは良太郎なんだけど、カメラに映せない大人の事情があるんだな」と思いました。なんだったら、モモタロスとかが手を差し伸べても良いんだけど、敢えて人の手にしたあたり、含みを持たせたな~とか思っていたのです。(良く考えたら、実体を持ったイマジンが電王に変身していたのなら、フォームチェンジできないのでモモたちが手を差し伸べるのはおかしいのですが。)だってディケイドでは電王=モモタロスって感じで表現していたし。

と、思って勝手に納得していたのに。まさか、カメラワークがゆっくり、もったい付けながら手を差し出している人物を映していって――

そこに、良太郎がいた。

厳密には、ウラタロスが憑依したU良太郎なんだけど、一旦そんなことはどうでも良い。佐藤健の良太郎がいた。

まさか佐藤健がまた仮面ライダーに出演してくれるなんて思っていなかったから、このビッグサプライズで電王組のやり取りをしっかり脳に焼き付けて帰ろうと思っていたのに、7割くらい消えていきました。なので、↑の電王の登場シーンの流れとか台詞とか、めちゃくちゃニュアンスです。U良太郎やイマジンたちが、その後少し言葉を交わしたりしていたけど、それも殆ど吹っ飛んでいきました。なので、あと2回は観に行きたいと思います。いつ行けるかな…。取り敢えず、モモちゃんが良太郎をしっかり見据えて「俺たちも、お前のこと忘れねえぞ。――良太郎」(すまん、これもニュアンス)って言っていたので涙腺崩壊しました。ちょろいオタクです、どうも。

いや、だって…まさか佐藤健の良太郎に再び会えるなんて思わないじゃん…。しかもU良太郎…。もう本当に東映さんありがとう。ただ、変身を解いた後、モモ、キン、リュウとU良太郎が登場した訳ですが、私の愛しのウラちゃんは良太郎に憑依していたのでガワの出演がなかったことが悔やまれます…。あと、折角佐藤健が出演しているということもあってか、良太郎の台詞の割りと佐藤健の声が強めで…ウラちゃんの声があまり……いや、憑依の中で一番U良太郎が好きなので、それは本当に感謝しかないんです。でも、一瞬でもこう……ゲフンゲフン。貪欲なクソオタクで本当駄目ですね。いやいや、十分です。はい。あ、あと飛ばされた先がどこか分からなかったけど、多分あれはターミナルですよね。ターミナルということは、駅長も出るか!? と期待しましたが、流石にそこまで電王のシーンに時間は割けないか(笑)オーナーの杖さばきも衰えを知らなくて、キンちゃんも言っていたけど、オーナーまじ器用っすね!

しかし、佐藤健仮面ライダーの出演は『さらば』のとき以来、実に10年ぶりだったとか。リアルに時間が10年経っているって、すごくないですか? 作品の中では、散々「いつか、未来で」と言っていた訳ですが、本当に未来で再会するって、電王はどこまでもやってくれるなあ、って感じです。電王の作品自体は、『さらば』の後も『鬼ヶ島』、『トリロジー』と続いていたので、10年ぶりとまではいかないのですが、…リュウちゃん、今でもあんな可愛い声出るんだね。安心しました(笑)いや、声優さんって凄いな~と思いました。4イマジンの声が当時と変わらないのも相まってか、良太郎は随分と大人になったなあ、と感じました。というより、体格良くなったね(笑)むしろ、放送当時はめちゃくちゃ痩せていて、うちの母親なんかは「栄養失調じゃない? 大丈夫? この子」とか心配しているくらいでした。本当、電王に出た直後から、色々な作品に出演していて、大物になってしまって…感慨深いです。

 

さて、平ジェネの公開日早朝に○イナビニュースが彼の出演をバラしてしまっていたらしいですね。というよりもむしろ、公式が彼の出演を事前に発表しなかったことに驚きです。公開日の夜に公式でも佐藤健の出演が知らされたらしいですが、そこまで隠していたことに、敬意を表します。聞くところによれば、情報社会の昨今なので、彼の出演情報は徹底して極秘に取り扱っていたのだとか。おかげで、映画館で初めて彼の出演を知り、めちゃくちゃ感動できました。事前にその情報を得ていたら、いつ出てくるか、それだけを観に行ってしまっていたのではないかと思います。とはいえ、世の中にたくさんいるであろう電王ファンからすると、佐藤健が出演するなら平ジェネ観に行こうかな、と思う人は多いはず。つまり、彼の出演は客寄せパンダになるのに、それをギリギリまで隠していたのは、やはり、子どもの夢を壊さない東映さんらしいサプライズですね。

そう言えば、余談ですが、映画館で隣に座っていた可愛らしいキャップルさんがいましたが、その二人は公開日前日からTwitterで「平ジェネ」「仮面ライダー」「ジオウ」「ビルド」「電王」などのキーワードはNGワードに設定していたほどの徹底ぶりだったようでした。自衛も大切ということですね。

勿論、ずっと彼の出演を公表しないというのも、それこそ出演した佐藤健に失礼というもの。○イナビニュースがフライングしてしまったからかは分かりませんが、公式でも公開日のうちに発表していました。たまたま、公開日から用事が立て込んでいた私は、平ジェネについて然程情報を得る余裕がないまま、映画を観に行った訳ですが、奇しくもそれによってネタバレを踏まずに映画を観ることが出来たのです。うーん、こうなるべくして合宿の日程が決められていたのかなあ…いや、絶対違うな。まあ、事前にジオウやビルドについて調べられなかったのは痛かったですが、結果としては吉と出たので全て良しとしましょう(^^)♪

 

さて、そんなこんなで電王組のシーンの後は本当に記憶が曖昧なんですが、消えたと思っていた歴代ライダーたちが街に現れて、敵をどかどかとやっつける(説明が雑)。最後に、20人にライダーが一斉にバイクに乗って走るシーンがなかなか壮観で、半分は知らないライダーなのに、うるっと来ました(本当にちょろい)。ライダー大集合のときにディケイドがなかなかいい仕事をしていて、なんか歴代ライダーを引き連れているようにも見えて、格好良かったり。電王のバトルシーンでは電王のサントラを使ってくれていて、本当にありがたかったです。しかし、あれですね。ビルドとかが最初に闘っているときも、なんならディケイドを見返しているときから思っていましたが、代を重ねるごとに装備が大仰になっていくという(笑)それこそ、私の基準は電王なので、クウガやアギトなんかの平成初期のライダーはむしろ軽装備…? と思うくらいシンプルで、ビルドやジオウなど最近のライダーは全身に何かしらの装飾が付いているようで、私の感覚からすると、ロボみたいにも見えたり。スーツアクターさんも時代を経るごとに動くのも大変なんじゃないかと思ったりしました(笑)

ストーリーも、もっととっ散らかるかと思いましたが、案外綺麗に纏まっていたんじゃないでしょうか。ちゃんとジオウやビルドの世界観を理解していれば、もっと楽しめたのかな~と。Amazonビデオさん、早くビルドも見られるようにしてくれ()

全体的には、面白かったし、東映さんにはしてやられたな~という感じです。取り敢えず、電王のシーンとエンドロールを見直したいのであと2回は観たい。時間と金をください。

ということで、全然纏まっていないままですが、以上、平ジェネを観に行った感想でした。また観に行けたら追記するか、もう一本ブログ上げようと思います。

気が付いたら7800字も書いていて驚きました…長々とお付き合いいただいた方、ありがとうございました。

思うことと自分への戒めと、結局愚痴

約一年振りの更新で、この話かよって思いますが、この話です。

今回の件についてです。

黙っていようかとも思ったし、黙っていたかったけど、ずーーーっと鬱々よくない方向にばかり物事が進んでしまうんじゃないかとか、なんかよくわからない涙が出てきてしまったりするので、吐き出させてください。このブログ、いつもそうなんだけど、今回は特に、完全に自己満です。ごめんなさい、読まなくていいです。ただ、吐き出させてくれたらそれでいい。それで、数カ月後とか、数年後に読み返して、ああこんなこともあったなって笑い飛ばせたらいい。きっとじゃなくて、絶対そうであれ。

 

もう前置きも書く気力がなくて、とにかく思うことをぽんぽん書きますね。もし読んでくださる方がいらっしゃるなら、本当に申し訳ない限りですが、多分いつも以上にまとまりのない文章になるけど、ごめんなさい。

 

さて。

 

まず私が今回の件を知ったのは、割と遅いほうだと思います。流出したといわれている音声なんて、聞く気にならなかったです。だから、Twitterで騒がれ始めていたのは知っていたけど聞きませんでした。そのうちに、その音声は合成でデマだという、今となってみればデマのツイートまで流れ出して、「聞いてないけど、結局本人じゃないんかい」と安心しました。

で、油断したのがいけなかった。

本人のじゃないなら、とその音声を聞いてしまって、なんか不自然な気もするけど、でも合成でこんな音作れるの? って思ってしまった。なんか聞いていられなくて、途中で聞くのをやめてしまいました。取り敢えず、音声はデマだという説を信じることにしたけど、ずっと不安が付きまとっていました。

そのまま数日が経ち、またその話が騒がれ始めていて、何だろうと思ったら、翌日の週刊誌にその件の記事が載るという。

それからもうずっと震えていました。どうしよう、今まではネットで囁かれている噂程度のものだったのが、スキャンダルになってしまう。だって、それがただの根も葉もない噂なら、今さら週刊誌に載らないでしょう。少なくとも、もう噂だっていう言い訳がきかなくなる。

この数カ月ほどの間に、彼らはたくさん嬉しいニュースを掴み取ってきた。毎週のように新しい仕事の告知があった。その仕事は、これから達成されていくもので、まだ私たちはその仕事の成果を見ていないの。だから、今はスキャンダルなんて起こしてほしくなかった。今じゃなかったらいいのかって言われたら困るけど。でも、この数カ月本当に幸せで、これから忙しくなるな~ってわくわくしていたのに、なんでよりによって。

週刊誌に載るって話が出てから程なくして、事務所はこう言っていますっていう情報が入ってきた。音声は本人のものだって認めたこと。本人たちは未成年がいたと知らなかったこと。その情報に縋りたかったけど、もうそんな愚行はしてはいけないんだって、その情報から学びました。

その情報が本当だったなら、私が数日間拠り所にしていた「音声はデマ」っていう情報は嘘だったってことになる。そう、絶対的信頼のおける機関からの情報以外を頼るなってことです。はは、なんつーパラドックスだっての。

もちろん、事務所が認めただとかいう情報は、週刊誌側が出していたもので、それこそ絶対に信用してはならないソースでした。その時点で信用できそうな情報は、週刊誌に例の件の記事が載るってことだけ。その週刊誌側が記事にするって言ってんだから、それは間違いないよね。どこまでも皮肉な世界だと思いました。

 

その翌朝、世界が怖くて、スマホもなかなか開けられなくて、昼頃までベッドでごろごろして。友人から、「例の件、ワイドショーで取り上げられていなかったよ」と報告を受けました。あれ、やっぱり世間は相手にもしないような信憑性のない記事だったのかなって、期待してしまいました。なーんだ結局デマだったのかって、心配して馬鹿みたいなんて、油断したのがいけなかったのかも知れない。夕方になって、彼がメーンキャスターを務めている報道番組で、彼が生放送で謝罪したって情報が入ってきました。

神妙な面持ちで、いつも茶髪の彼が髪を黒くして、黒いネクタイに黒いスーツを着て、例の件は事実だと、でも未成年者からは年齢を偽って告げられていたと、彼の口からききました。そして、活動を自粛すると告げました。今までギリギリで縋っていたものが、全部崩れました。慌ててTwitterを見ると、事務所からの文章が上げられていました。全部全部、私が信じたいと思っていたものは嘘だったんだと気づきました。気づくのがあまりにも遅すぎました。

活動自粛という事態の重さ、音声が流出されたという事実、情報の真偽を一切見抜けなかった自分の情けなさ、その他諸々の感情が一気に襲ってきて、訳が分からないけど泣いていました。その後アルバイトがあって、なんとか泣くのをやめてバイトに行って、ニコニコと接客をして、こんな状況でも笑えた自分に無性に腹が立って帰宅してからまた泣いた。

その夜は、全てが最悪の事態になるようなことしか考えられなくて、心配して電話をくれた母親に八つ当たりしてしまったし、翌朝の自担の情報番組が不安でしかなくてなかなか寝付けなかった。まあ、昼間ゴロゴロしてたのも大きいでしょうけど。だから、自担の情報番組は起きられなくて30分遅れで観ました。

これもまた、黒髪で黒スーツに黒っぽいネクタイで、眉間にしわを寄せて謝罪。黒髪なのはいつもですけど、いつもより髪のセットがおとなしめでした。ずっと下を見ていて、当たり前なんだろうけどニコリともせず、ただただ神妙な表情でMCの方をはじめとした出演者の方々から愛ある、けれども厳しい言葉を受け止めていて、絶対反省してるから、もうやめてくれってまた泣いてしまった。出演者の方々からのコメントは仕方のないことだし、それこそ番組的にも示しをつけなきゃいけないのだろうし、見ていられたけど、一部の街の人たちの声を彼に番組内で聞かせるのは勘弁してくれと思ってしまった。ごめんなさい、やっぱり私は彼のファンをやめることはできないし、ときには彼のモンペになってしまうんだ。絶対反省しているよ、そんな公開処刑みたいなことしなくてもいいじゃんって思ってしまうのは、正しくないのかも知れない。だからごめんなさい。

情報番組でひととおりその件について言及したあとは別の話題に移り、彼はいつもの席に座り、ずっと伏し目がちで、時折り誰かのコメントなどに対して口角を僅かに上げることはあっても、笑うことはなく番組は終了した。

 

で、現在に至る、といったところです。

せめてもの救いは、7月から放送される自担の主演ドラマは当初の予定通り彼が主演を務めるし、彼らの曲はテーマソングに引き続き起用されるということだ。良かった、仕事が全部キャンセルになる訳じゃないんだ! と喜んだけど、次の瞬間にはドラマにメンバー全員が友情出演することになっていたのが、それは今後どうなるのか分からないし、彼ら2人の冠番組も、当面放送を見合わせるという。どこまで流れてくる情報に一喜一憂させられてんだ、私……いい加減学習しろ。

 

 

一連の流れはこんな感じです。

本当に色んな情報に振り回されているなあと改めて感じた次第ですが、Twitterを見る感じ、多少感じ方が違っていたり情報の信憑性を踏まえて取捨選択していたにせよ、大方私と同じような感じだった方も少なくなかったのではなかったのかな、と思っています。もう情報社会って便利だけど生きにくいね。色々な意見がSNSで広がっているし。何が本当で何が嘘かなんて簡単に見分け付かないよ。

でも、彼らが自分の言葉で今回の件について伝えてくれただけでも、まだ幸せな方なんだろうな、と私は感じました。もちろんこれについても賛否があるのは知っています。でもファンにとって、本人の口から聞けるということが、一番間違いのない情報だと思うのです。私が縋った情報は全部誤りだったけど、彼らが私たちに嘘をつくことはないって、これだけは信じたい。なんて綺麗事かも知れないけど、もう今の私にはこれしか縋れるものがないんだよね。砦にさせてください。

 

もうひとつ救いがあったかな。「年齢を20歳だと偽って伝えられていたため、未成年者がいると知らなかった」という部分。こんな時にだけ都合いいと怒られそうだけど、大学で法律を専攻している身なので、彼らが未成年に飲酒をさせているという認識があったか否かは法学的には重要なのです。犯罪が成立するにはいくつか条件を揃えなければならないのですが、未成年飲酒禁止法において、未成年飲酒が成立するためにはその人が未成年だということを知っていることが要件の1つになっていて、事務所が発表した内容によれば、彼らは同席者の年齢確認を一応はしていたわけで、彼らに故意はないし、そもそも年確していないという過失もない。善意無過失(未成年がいたと知らず、かつ知らなかったことに過失がないこと)は民法上原則として保護に値するので、法律上の罪には問われなさそうだな、と安心しました。

 

さて、ここからは私が気になったことについて。

 

まずは、事務所の講じた彼らの処分について。

ひとりは活動自粛、ひとりは厳重注意と書面による反省。どうしても私は彼らに肩入れしてしまうので、公正な目で物事を捉えられているとは言えません。その前提で受け取って頂きたいのですが、活動自粛は厳しいのでは……? と一瞬思ってしまいましたが、総合的に考えて妥当だったんじゃないかなと思います。それこそ、厳重注意なんて軽すぎるだとか、もうひとりに庇ってもらって軽くされたという意見もちょいちょい見られます。考え方は人それぞれだと思いますが、私はこんなもんでしょう、と思う訳です。前述した通り、未成年がいるなんて知らなかった訳だし。呼ばれてその場に同席したんでしょ? ただお酒を飲んでいるところに誘われたから行っただけじゃないかと、思ってしまうんですよね。ただ、音声が流出して、結果として未成年に飲酒させてしまったという事実が判明してしまったため、何のお咎めもないというのはやはり世間体としても良くないから厳重注意、という感じなんじゃないかなと。

じゃあ会を主催しただけなのに活動自粛って厳しすぎなのでは、って話になりそうですが。まあ、だからこそ庇われて厳重注意で済んだんじゃ、なんて意見も出てくるのかなと思ったりもします。でも、今回問題視されているのは主催したこととか、その場に未成年者がいたこととかじゃなくて、同席者に飲みを煽ったことだと思います。最近世間はアルハラとかに敏感だし。

でも、強要とは言えないんじゃないかとも思います。ただ場を盛り上げようとしてコールしたんだと思います。彼の性格的に盛り上げ役に回るじゃないですか。親しい友人と冗談でコールしたりするのも、個人的には別に悪いことだとは思わないのです。冗談の通じる相手になら、という限定は付しておきますが。度が過ぎるのも駄目だと思いますが、あくまで程々なら。相手が全然飲めなかったとしても絶対責めたりしない限りなら。

それでも、活動自粛になったのは、やはり彼の社会的な立ち位置の問題が大きいんじゃないかと思います。芸能人という、アイドルという人に見られる立場で、さらに報道番組で様々な事件を伝える立場の人間が、飲みを煽る行為をしていることが世間に広まってしまうと、示しがつかないから、とか。あとは、完全に大人の事情だけど事務所が最近飲酒関連の不祥事を起こしてしまっているっていうこととか。

事実、飲酒を煽るような行為をしたことは不適切だったと、その煽る行為を制止できなかったことが情けないと、彼らはそれぞれ自分の口から謝罪してくれたんだし、相応の処分を受けるんでしょう。それでいいじゃん。十分反省しているよって思うのです。

 

だから、未成年者がその場にいたことを彼らに責めるのは違うんじゃないかと感じます。年齢は聞いたんでしょう。嘘つかれたら、それ以上どうしようもなくないですか? なんで身分証明書を確認しなかったと彼らを責める声もありますが、いやいやもうそれイチャモンじゃねーか。確かに蓋を開けてみたら未成年者がいた訳で、それがもとでこの件が大きな問題として扱われているんでしょうけど、それって嘘ついた人が悪いでしょう。今回の件があったから今後は身分証明書も確認しないとねって話になるんなら分かるけれど、今回の件でそれを求めるのは流石に無理がありませんかって。

 

こんな感じで、私はまあ大人の事情もありきの処分なのかなーと捉えていました。思うところはなくもないけど、これで彼らが処分をきちんと受けて、自分を見つめ直して帰ってきてくれたら解決かなあなんて考えていました。

だから、何人かが担降りしていると知ってショックでした。これは仕方のないことだし、降りる方もきっとすごく悩んだ末の結果だったんだろうと思います。ただ、単純に悲しいです。人それぞれ捉え方が違うのだと痛感しました。あんなに私と同じくらい、いや私以上に彼らの活動を応援していた方が、彼らを応援できなくなってしまったのかと思うと、ただただ悲しいです。

離れていく方の中には15周年記念ライブをすごく楽しみにしていた方もいて、本当にどうしてこんなタイミングでこんなことになってしまったんだろうと悔しいです。

 

さて、とめどなく書きつけてきました。いつの間にか5000字もはるかに超えていました。ここまで付き合ってくださっている方はまずいないだろうと思いますので、いよいよ愚痴じみてきます。疲れたと感じる方は、ここ辺りで引き返していただければ。

 

早速ですが、ぶっちゃけたところ、今回の件で悪いのは同席した音声を流出させた人だと思っています。

だっておかしいでしょう。なんで飲み会の一場面で録音なんかしてるの。なんでそれをネットに流すの。なんで昨年末の音源を今さら流すの。悪意しかないじゃないですか。

また、年齢を偽って告げた人も明らかにおかしい。なんで嘘なんかついたの。それこそもう法律的にも悪意じゃん。

未成年者にアルコール類を提供したお店も責任があるんでしょう? 身分証明書の確認をしなかったことを責めるなら、それこそお店にすべきなんじゃないの。どうして彼らばかりが非難されるの。

理不尽だと思うのですが、でも全部結局は彼らが芸能人だから、というひとことに終結してしまうんですよね。

 

今回の件で、私がもやもやしているのは結局この点なのかも知れない。

私は、アイドルの完全なプライベート空間を覗きたいとは思っていないのです。

アイドルが私に見せてくれるものだけで満足なんだ。アイドルが、私に見せようとするものだけを追いかけていられれば十分なんだ。

こんなこと言うと引かれるかも知れませんが、私が知り得ないアイドルの完全なプライベートでは何をしていても構わない。それこそ、実は結婚していて妻がいますとか、愛人もいますとか、タバコ吸ってませんって雑誌で言っていたけど実は超ヘビースモーカーなんですとか、私が最後まで知らないままでいられるのなら、彼が最後までアイドルを演じてくれるのなら、アイドルの顔では見えない裏では何をしていてもいい。最後まで騙し通してくれるなら、私はプライベートを探ったりしないから。

もちろん、アイドルがバラエティー番組で私物を公開してくれるとか、ラジオ番組で休日の過ごし方を話してくれるんなら、有難く覗かせて頂きます。でも、アイドルがファンに見せたくないと思っているような領域には足を踏み入れないようにする。その代わり、見せないような努力はしてほしいと願ってしまう。ああ、改めて書くとなんて身勝手な願望でしょうね。

 

でも、普段からそう思っているので、自分勝手なのは承知の上で、今回の件は反省してほしいと思いました。いいよ、若い女の子とお酒を飲んでも。でも、最後まで隠して欲しかったな。こんなオオゴトになってしまったら、気になってしまうじゃないですか。

貴方が誰とお酒を飲んでも構わないし、誰と遊んでも構わない。完全なプライベートまで拘束できるような身分じゃないから。でも、貴方は芸能人で、アイドルだから、付き合う人が貴方にとって不利益になるような人間かどうかくらいは見分けてよ。

どうして飲み会の場を録音するようなやつとお酒飲みに行ってしまったの。どうして音声を流出させるようなやつがいる飲みの場にひょいひょい行ってしまったの。どうして自分の歳を偽るようなやつとお酒を飲んでしまったの。どうして、どうして、って思っちゃうじゃないですか。

音声が流出してから、記事が週刊誌に載ってから、ずっとずっと怖かった。こんなに尊敬できるアイドルなんて貴方しかいないと思ってるから、貴方がアイドルでなくなっちゃうんじゃないかって、とにかく怖くて、一体何があったのか分からないし、何がほんとうで何が嘘か分からないし、とにかく事実が知りたいってプライベートの領域なのに知りたいと思ってしまったじゃないですか。お願いだから、何しても良いけど付き合う相手だけは選んでください。

貴方が身の堅いアイドルだって分かってるつもりです。恋愛シミュレーションアプリでも、貴方のルートがあまりにも真面目で、普段からこんなに周囲の人との付き合い方に気を遣っているのかなって、心配になってしまうくらいしっかりしていることは知っているつもりです。だから、生放送で貴方が「もっと脇を締めて」と言われていたとき、とても悔しかったです。十分締めているであろうはずなのに言い返せなくて、ただただ黙って聞くしかないあの姿は、もう見たくありません。どうか、ご自身の身の安全のため、相手を見極めてください。

 

 

色々と、てめえ何様だよってことを勢いに任せて書き殴ってしまいましたが、しっかりと自分と向き合い、また笑顔でアイドルを全うしていただけることを願うばかりです。自分勝手なことばかり申しましたが、これからもついて行く所存です。皆が幸せな気持ちで15周年を迎えられたら、と思います。

これからも応援しています。

 

 

ここまで7000字超、お付き合くださった方がいらっしゃいましたら、最後まで読んでいただきありがとうございました。いつも以上に拙い文章で申し訳ない限りです。

恋を知らなかったあの頃の私へ

 

 

お久しぶりです。ゆづらです。

前回の投稿から、早2ヶ月。遅くなりました。ごめんなさい。

 

さて、今回は、2017年6月3日広島グリーンアリーナにて開催された、NEWS LIVE TOUR 2017 NEVERLANDについて、ネタバレをしない程度で書いて行こうかと思います。

いや、どうせネタバレできるほどはっきり記憶できたわけではないしね。セトリも含めた細かいレポも書けたら書きたいなーと思ってはおりますが、それはツアー日程が全て終了してからにしようと思っているので、その点はご安心ください。

 

最初に断っておきます!

 

ネタバレはないはずです。

ネタバレするほど公演内容について書きません。(但し、一曲だけアルバム曲についての話がちょこっと出てきます。)今回は強いて言えば、ライブに参戦したことに対する個人的な感想です。

が、ネタバレは絶対どんな些細なことでも見たくない聞きたくない!という方は念のため読まないでください。

 

めちゃくちゃメンヘラってます。

自分でも引いてますが、それでも記録として残しておきたい。もともとこのブログ自体が私ゆづらの自己満でしかありませんが、特に今回のは自己満以外の要素は一切含まれておりません。

 

IQ2くらいの脳みそになっています。

もともと語彙力なかったやないかーい!?そうだね!今更断っておくことでもなかったかな!

でもまあ今回も悪文です!語調もコロコロ変わってます。勢いに任せて書いた部分がほとんどだからね!

 

最初に断ったからね!後から文句言われてもクレーム処理できませんから、そこんとこよろしく!

 

 

はい、では本題に入ります。

 

今回のライブが、私史上初のジャニーズのライブ参戦(ジャニーズという縛りを無くすと、2度目のライブ参戦)でした。

 

タイトル見て、「何これ?」とか「『恋を知らない君へ』を文字ったんじゃん」と思われた方、正解!!

少なくとも、ライブに参戦したからこんなタイトルでブログ書いてますが、参戦前の自分なら「何これ」と思っただろうし、こんな感想を持って帰ってくる予定ではなかった。

じゃあどんな感想を持ち帰ってくる予定だったのって、まあ大方ライブDVDを見終わったときの感動とかに似たようなそれだと思っていました。つまり、自担可愛いとか、この曲好きだとか、NEWSのファンで良かったとか。まあこう、まともな、というか、よくあるファンあるいはオタクの感想ですよね。あとはそれに+αで、ライブならではの興奮とか、臨場感を感じて

うわー!ライブたのしー

って感じでホテルに帰る予定だった。うん。だった。

というか、ライブが始まったら楽しくてハチャメチャにハジけまくるものだと思ってました。

 

甘かった……

 

 ライブは確かに楽しかった。面白かった。凄かった。想像していたものよりもずっとずっと。

でも、そう。今回のコンセプトが”NEVERLAND”だから余計にそうなのかも知れないけれど、楽しいというより、荘厳で、高尚だった。恐れ多い感じ。

何がそう感じさせたのかはもう分からないけど、多分ほぼすべての要素がそうなるように作用していたんだと思う。少なくとも、私にはそう働きかけていたんだと。

楽しいというより恐れ多いとは一体どういう事かと思う人もいるかも知れません。

例えば。

開演1分前になったら皆立ち上がってペンライトを振りながらNEWSコールをしていて。へーそういうものなのかと私もそれに倣ってペンライトを振ってNEWS、NEWS、と声を出したのですが、そうしながら、ワクワクという感情と、それ以上の別の感情が湧き上がってきたみたいになって、気が付いたら何故か震えていて、歯がガチガチ音を立てるのをNEWSコールで誤魔化していたり。

開演して、オープニングの間もずっと震えは止まらなくて、必死で歯を食いしばっていたのですが、NEWSが登場してからは何故か涙で全然彼らが見えなかったり。

流石に1曲目が終わる頃には涙はおさまったけど、やはりそれから数曲は気を抜いたらまた泣きそうで、きっとすっごい不細工な顔をしてペンラを振っていたことでしょう。

一体あの感情は何だったのか、よく分からないままです。

緊張?感動?

まあ、どちらもあり得そうですし、どちらの感情もあったことは多分間違いないでしょう。でも、泣く程緊張したことなんて過去にないし、感動でもそれは然り。映画とかではラストで泣いたりすることはあるけど、卒業式とかでは絶対に泣かないタイプだし。

考えてもよく分からないのでもう考えないことにしますが、楽しくて涙が出た、というような泣き方ではなかったんですよね……。恐れ多い、という表現で正しいのかは分からないのですが、楽しい、という感情では分類できない感情を確かにあのとき強く感じました。

そして、周りから散々笑われたのですが、ああ、彼らって本当に実在していたのだ、と体感しました。 「いや、ジャニーズって生身の人間でしょ?」とか、「実在しないならそもそもライブなんてやっていないでしょう」とか、「架空のグループならメンバーが減ったりしてないでしょ(←やめなさい)」とか、まあごもっともな指摘をされまくったのですが、理屈じゃないんだ!

きっと、あのとき震えたり泣いたのは彼らが存在することを強く感じたからというのもあるんだろうと思います。映画館に映画を見に行ったとき、上映前に緊張したり感動したりしないもんね。「生身のアイドルが、今ここにいる」ことに”畏れ”に近い何かを感じていたんだと、今になって思います。

 

そして、私の席がなかなか良くて、トロッコがすぐ横とすぐ後ろを通るアリーナ席でした。

ロッコや近くのステージなどにメンバーがやってくるたび、手を振ったりして良いんだろうか、と不安になったり、何よりスタンド席に向かって歌っている自担の背中を見ながら、直視している罪悪感みたいなものを感じました。

いや、見に来るファンのため彼らはにライブをしているのだから、手を振っても、ガン見しても良いはずだし、というかむしろすぐ傍にアイドルがいるのに手を振らなかったり、目を逸らす方が明らかに異常なんですけどね!?分かってるけども!!!いつもテレビの画面越しに見ているアイドルが肉眼で見れるって凄くない?!いや、凄いんだって!!!

罪悪感めいたものを感じながらでも、無論自担の背中を見続けましたけどね!ええ、ガン見しましたとも。この角度からの背中は今この席にいる私しか見られない景色ってとんでもなく贅沢!!4Kの映像がキレイ?8Kの方が??いや、なんのフィルターも通さない肉眼で見る画がいちばん綺麗だよ!!!

 

しかし、んわ~~~~お尻ぷりぷりじゃん~~~~とかいよいよ本当に頭悪いことを考えていた時に、私は見てしまったのです。

自担のアイドルスマイルを。

それが、私ではないファンに向けられていたのを。

ファンサを色々なひとに向けてするのは当たり前だし、そうすることが当たり前だと思っていたはずなのに、なんでこんなに衝撃を受けるのか。理由は瞬時に理解した。

羨ましい、と思ったから。

一瞬、違和感を覚えましたが、気にしないことにした。余計なことを考えたくなかった。とにかく今はライブに集中したかった。今は今この瞬間しか、私にしか見られない風景を、しっかり目に焼き付けていたいと思った。

今ツアー中に喉を傷めて、思うように声が歌えないままライブに臨んで、不甲斐ない思いをして、馬鹿みたいに自分を責めて悔やんで苦しんでいた自担が、こんなにのびのび歌っているこの空間を彼と共有出来ているだけで幸せの極みのはずなのに、自分はなんでこんな汚い感情を抱いたのかなんて、少なくともずっと憧れていたライブ会場で、自担を前にして知りたくなかった。どうせ、ライブはあっという間に終わってしまうんだろうと思っていたので、終わってから考えれば良いと思った。

そう思ったのに。

今までそんなに歌詞に共感することもなかったある曲が、深く胸に刺さるのです。

 

『恋を知らない君へ』

 

 

この曲名を初めて聞いたとき、「恋を知らないとか、ファンを甘く見やがって」と思ったのに。

 

こんなにも痛いのなら 友達のままでよかったのに

 

 今の自分がそれだと、ふと思った。こんな汚い感情を抱くなら、こんなに自担を追いかけるんじゃなかった、と。

ファンを舐めてるわーとか、冗談半分で言ってたあの頃の自分は、結局知らなかったのだ。恋とはどんなものかを。

そして、この恋は一生片思いのままなんだと、ぼんやり思ってしまった。

 

でも、それは違うと思い知らされます。

メンバーが一生懸命ファンサをしているし、汗だくになって歌って踊る。そんなに!?ってくらい全身を使ってMCを盛り上げるし、本当に楽しそうに笑って手を振るのです。

そうだ、NEWSのライブはデートなんだ。彼らと我々は相思相愛なんだ。

本当に、夢の国でのデートはあっという間だった。本当に一瞬で、やっぱりあれは夢の中の出来事だったんじゃないかと疑ってしまうくらい。楽しかった。

 

だからこそ、公演が終わると凄まじい寂寥感に襲われた。ワアッと嵐のようにやって来て、ワアッと嵐のように去っていった。流石アイドル……勢いが凄い……。

パラパラと周りのお客さんが帰路につく中、しばらく動けないでいました。なんというか、終わっちゃったなあ、という寂しさと、本当に終わりかな、まだあるんじゃないかな、という期待でよく分からない感情のまま、席に座っていました。

こんな予定じゃなかった。もっと元気になって、興奮冷めやらぬ感じで会場を後にするつもりだったのに、なんかしんみりしながら友人と二人で会場を出て、いつの間にか日の落ちていた広島を、ホテルに向かって歩いて帰りました。

後泊しなくても帰れたね、と友人は言っていたけど、友人と後泊して良かったと思いました。あのまま直帰していたら、一晩中泣いていたでしょう。一緒にいてくれてありがとう、友人。

 

今回は初めてのライブだったからか、自担とデートできるほどの余裕はなかった。

でも、彼らが我々ファンを一生懸命エスコートしてくれていたことを体感できました。

次は彼らとのデートをもっと楽しみたいと、すでにワクワクしています。

 

ありがとう、NEVERLAND

NEVERLAND全曲歌ってきた

 

 

 初めまして。ゆづらと申します。

 

アイドルグループNEWSにどハマりして早1年半。

基本的に何事においても提供されたものを有難く享受することに徹していようと思っていたのですが、そろそろ自分の考えも溜め込むことに限界を感じたので、

…いや、単に自分も発信する側にもなりたいという憧れから、はてなブログを始めてみようと思いまして、今に至ります。

 

至らない点も多々あるかと思いますが、よろしくお願いします。

 

 

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