恋を知らなかったあの頃の私へ
お久しぶりです。ゆづらです。
前回の投稿から、早2ヶ月。遅くなりました。ごめんなさい。
さて、今回は、2017年6月3日広島グリーンアリーナにて開催された、NEWS LIVE TOUR 2017 NEVERLANDについて、ネタバレをしない程度で書いて行こうかと思います。
いや、どうせネタバレできるほどはっきり記憶できたわけではないしね。セトリも含めた細かいレポも書けたら書きたいなーと思ってはおりますが、それはツアー日程が全て終了してからにしようと思っているので、その点はご安心ください。
最初に断っておきます!
ネタバレはないはずです。
ネタバレするほど公演内容について書きません。(但し、一曲だけアルバム曲についての話がちょこっと出てきます。)今回は強いて言えば、ライブに参戦したことに対する個人的な感想です。
が、ネタバレは絶対どんな些細なことでも見たくない聞きたくない!という方は念のため読まないでください。
めちゃくちゃメンヘラってます。
自分でも引いてますが、それでも記録として残しておきたい。もともとこのブログ自体が私ゆづらの自己満でしかありませんが、特に今回のは自己満以外の要素は一切含まれておりません。
IQ2くらいの脳みそになっています。
もともと語彙力なかったやないかーい!?そうだね!今更断っておくことでもなかったかな!
でもまあ今回も悪文です!語調もコロコロ変わってます。勢いに任せて書いた部分がほとんどだからね!
最初に断ったからね!後から文句言われてもクレーム処理できませんから、そこんとこよろしく!
はい、では本題に入ります。
今回のライブが、私史上初のジャニーズのライブ参戦(ジャニーズという縛りを無くすと、2度目のライブ参戦)でした。
タイトル見て、「何これ?」とか「『恋を知らない君へ』を文字ったんじゃん」と思われた方、正解!!
少なくとも、ライブに参戦したからこんなタイトルでブログ書いてますが、参戦前の自分なら「何これ」と思っただろうし、こんな感想を持って帰ってくる予定ではなかった。
じゃあどんな感想を持ち帰ってくる予定だったのって、まあ大方ライブDVDを見終わったときの感動とかに似たようなそれだと思っていました。つまり、自担可愛いとか、この曲好きだとか、NEWSのファンで良かったとか。まあこう、まともな、というか、よくあるファンあるいはオタクの感想ですよね。あとはそれに+αで、ライブならではの興奮とか、臨場感を感じて
うわー!ライブたのしー!
って感じでホテルに帰る予定だった。うん。だった。
というか、ライブが始まったら楽しくてハチャメチャにハジけまくるものだと思ってました。
甘かった……
ライブは確かに楽しかった。面白かった。凄かった。想像していたものよりもずっとずっと。
でも、そう。今回のコンセプトが”NEVERLAND”だから余計にそうなのかも知れないけれど、楽しいというより、荘厳で、高尚だった。恐れ多い感じ。
何がそう感じさせたのかはもう分からないけど、多分ほぼすべての要素がそうなるように作用していたんだと思う。少なくとも、私にはそう働きかけていたんだと。
楽しいというより恐れ多いとは一体どういう事かと思う人もいるかも知れません。
例えば。
開演1分前になったら皆立ち上がってペンライトを振りながらNEWSコールをしていて。へーそういうものなのかと私もそれに倣ってペンライトを振ってNEWS、NEWS、と声を出したのですが、そうしながら、ワクワクという感情と、それ以上の別の感情が湧き上がってきたみたいになって、気が付いたら何故か震えていて、歯がガチガチ音を立てるのをNEWSコールで誤魔化していたり。
開演して、オープニングの間もずっと震えは止まらなくて、必死で歯を食いしばっていたのですが、NEWSが登場してからは何故か涙で全然彼らが見えなかったり。
流石に1曲目が終わる頃には涙はおさまったけど、やはりそれから数曲は気を抜いたらまた泣きそうで、きっとすっごい不細工な顔をしてペンラを振っていたことでしょう。
一体あの感情は何だったのか、よく分からないままです。
緊張?感動?
まあ、どちらもあり得そうですし、どちらの感情もあったことは多分間違いないでしょう。でも、泣く程緊張したことなんて過去にないし、感動でもそれは然り。映画とかではラストで泣いたりすることはあるけど、卒業式とかでは絶対に泣かないタイプだし。
考えてもよく分からないのでもう考えないことにしますが、楽しくて涙が出た、というような泣き方ではなかったんですよね……。恐れ多い、という表現で正しいのかは分からないのですが、楽しい、という感情では分類できない感情を確かにあのとき強く感じました。
そして、周りから散々笑われたのですが、ああ、彼らって本当に実在していたのだ、と体感しました。 「いや、ジャニーズって生身の人間でしょ?」とか、「実在しないならそもそもライブなんてやっていないでしょう」とか、「架空のグループならメンバーが減ったりしてないでしょ(←やめなさい)」とか、まあごもっともな指摘をされまくったのですが、理屈じゃないんだ!
きっと、あのとき震えたり泣いたのは彼らが存在することを強く感じたからというのもあるんだろうと思います。映画館に映画を見に行ったとき、上映前に緊張したり感動したりしないもんね。「生身のアイドルが、今ここにいる」ことに”畏れ”に近い何かを感じていたんだと、今になって思います。
そして、私の席がなかなか良くて、トロッコがすぐ横とすぐ後ろを通るアリーナ席でした。
トロッコや近くのステージなどにメンバーがやってくるたび、手を振ったりして良いんだろうか、と不安になったり、何よりスタンド席に向かって歌っている自担の背中を見ながら、直視している罪悪感みたいなものを感じました。
いや、見に来るファンのため彼らはにライブをしているのだから、手を振っても、ガン見しても良いはずだし、というかむしろすぐ傍にアイドルがいるのに手を振らなかったり、目を逸らす方が明らかに異常なんですけどね!?分かってるけども!!!いつもテレビの画面越しに見ているアイドルが肉眼で見れるって凄くない?!いや、凄いんだって!!!
罪悪感めいたものを感じながらでも、無論自担の背中を見続けましたけどね!ええ、ガン見しましたとも。この角度からの背中は今この席にいる私しか見られない景色ってとんでもなく贅沢!!4Kの映像がキレイ?8Kの方が??いや、なんのフィルターも通さない肉眼で見る画がいちばん綺麗だよ!!!
しかし、んわ~~~~お尻ぷりぷりじゃん~~~~とかいよいよ本当に頭悪いことを考えていた時に、私は見てしまったのです。
自担のアイドルスマイルを。
それが、私ではないファンに向けられていたのを。
ファンサを色々なひとに向けてするのは当たり前だし、そうすることが当たり前だと思っていたはずなのに、なんでこんなに衝撃を受けるのか。理由は瞬時に理解した。
羨ましい、と思ったから。
一瞬、違和感を覚えましたが、気にしないことにした。余計なことを考えたくなかった。とにかく今はライブに集中したかった。今は今この瞬間しか、私にしか見られない風景を、しっかり目に焼き付けていたいと思った。
今ツアー中に喉を傷めて、思うように声が歌えないままライブに臨んで、不甲斐ない思いをして、馬鹿みたいに自分を責めて悔やんで苦しんでいた自担が、こんなにのびのび歌っているこの空間を彼と共有出来ているだけで幸せの極みのはずなのに、自分はなんでこんな汚い感情を抱いたのかなんて、少なくともずっと憧れていたライブ会場で、自担を前にして知りたくなかった。どうせ、ライブはあっという間に終わってしまうんだろうと思っていたので、終わってから考えれば良いと思った。
そう思ったのに。
今までそんなに歌詞に共感することもなかったある曲が、深く胸に刺さるのです。
『恋を知らない君へ』
この曲名を初めて聞いたとき、「恋を知らないとか、ファンを甘く見やがって」と思ったのに。
こんなにも痛いのなら 友達のままでよかったのに
今の自分がそれだと、ふと思った。こんな汚い感情を抱くなら、こんなに自担を追いかけるんじゃなかった、と。
ファンを舐めてるわーとか、冗談半分で言ってたあの頃の自分は、結局知らなかったのだ。恋とはどんなものかを。
そして、この恋は一生片思いのままなんだと、ぼんやり思ってしまった。
でも、それは違うと思い知らされます。
メンバーが一生懸命ファンサをしているし、汗だくになって歌って踊る。そんなに!?ってくらい全身を使ってMCを盛り上げるし、本当に楽しそうに笑って手を振るのです。
そうだ、NEWSのライブはデートなんだ。彼らと我々は相思相愛なんだ。
本当に、夢の国でのデートはあっという間だった。本当に一瞬で、やっぱりあれは夢の中の出来事だったんじゃないかと疑ってしまうくらい。楽しかった。
だからこそ、公演が終わると凄まじい寂寥感に襲われた。ワアッと嵐のようにやって来て、ワアッと嵐のように去っていった。流石アイドル……勢いが凄い……。
パラパラと周りのお客さんが帰路につく中、しばらく動けないでいました。なんというか、終わっちゃったなあ、という寂しさと、本当に終わりかな、まだあるんじゃないかな、という期待でよく分からない感情のまま、席に座っていました。
こんな予定じゃなかった。もっと元気になって、興奮冷めやらぬ感じで会場を後にするつもりだったのに、なんかしんみりしながら友人と二人で会場を出て、いつの間にか日の落ちていた広島を、ホテルに向かって歩いて帰りました。
後泊しなくても帰れたね、と友人は言っていたけど、友人と後泊して良かったと思いました。あのまま直帰していたら、一晩中泣いていたでしょう。一緒にいてくれてありがとう、友人。
今回は初めてのライブだったからか、自担とデートできるほどの余裕はなかった。
でも、彼らが我々ファンを一生懸命エスコートしてくれていたことを体感できました。
次は彼らとのデートをもっと楽しみたいと、すでにワクワクしています。
ありがとう、NEVERLAND。